平成31年度(令和元年度) 施政方針に関する行政報告


 次に、「知力・体力・人間力を育成し、世界一の教育・子育てのまちづくりを推進するための施策」についてであります。

 安心して子供を産み育てることができる環境づくりのため、先ほども述べましたとおり、「なんでも総合相談センター」の「子育て・教育」分野の相談に対応する「子育て世代包括支援センター」を今年4月に開設し、妊娠・出産・子育て等に関する切れ目のない支援に取り組んでおります。

 また、学校・地域・家庭では解決が難しい教育課題を解決するため、第4の存在として「(仮称)延岡こども未来創造機構」を創設することにつきましては、機構立ち上げ事前事業として、先月、東京学芸大こども未来研究所と連携してSTEM教育に関するプログラミング教室等を開催しました。
 今後11月にはETOランドにおいてイングリッシュキャンプを、12月には岡富中学校・北方学園・三川内小中学校において世界的トップアスリートを招いた授業「夢の教室」を開催する予定となっておりますが、今後、このような事前事業と並行して、機構創設に向けた有識者や教育関係者等との意見交換や協議等も進めていきたいと考えております。

 幼稚園、保育園、児童クラブなどにつきましては、一層の支援を図るとともに、保育士等職員の処遇改善や各種子育て支援事業に取り組んでおり、また、関係者のご尽力により今年度は、前年度に比べ135人の保育所・認定こども園の定員増が実現できることになりました。また、来年度にはそれに加えて少なくとも40人の定員増が実現できる見込みです。
 加えて、新たに児童クラブを南方小と緑ヶ丘小の敷地内に開設するとともに、伊形小での来年度開設に向けた設計を今年度行います。

 また、「子ども・子育て支援法」の改正により、10月からいわゆる幼児教育・保育の無償化が開始されますが、対象や範囲など制度が複雑でご理解が難しいというお声もお聞きしております。現在、対象となる保護者の皆様には、各園を通じた説明を行っておりますほか、今後は市からの案内チラシの配布や広報のべおかへの関連記事の掲載、また市内の大型商業施設での説明会なども予定しているところであります。

 学校教育の充実につきましては、ICT教育の環境整備を強力に進めた結果、本年度において県のみならず全国の平均を上回る教育用のパソコン台数を整備することとしましたが、それに加えて、国の支援制度も活用しながら、島野浦においてモデル的にICTやIoTを活用した教育を推進してまいります。
 また、全小学校において「音読」や「百マス計算」等に継続して取り組む「隂山メソッド」の充実や、小中学校における外国語科等の授業改善、また、プログラミング教育の実施に向けた研修会の実施など、児童生徒の学力向上と教職員の指導力向上等に努めていきます。

 学校施設の整備のうち、北方学園のプール整備につきましては、来月から旧プールの解体工事に着手する予定です。
 また、現在工事を進めております学校空調設備の整備につきましては、既に入札を行ったところであり、今年度中には市内のほぼ全ての小中学校の普通教室での整備を完了させるとともに、防災・減災を目的とした改修工事につきましても、地域住民の皆様が利用している点にも配慮しながら、今年度末の工事完了を目指しております。

 なお、松山町に整備中の「延岡市子育て支援総合拠点施設」につきましては、基礎杭工事の際の建設汚泥から環境基準値を超える砒素が検出されたため、建設工事を一時中止し、現在、県等と協議しながら、土壌汚染対策法に基づく土壌分析調査などを行っているところであり、工事再開時期等につきましては、調査結果により判断する必要があるところであります。